特定2号 – ついに政府が特定技能2号の業種を拡大する方針を示しました。特定技能制度が導入されてから5年経過が見えてきたので、それに備えて議論がようやく始まったようですね。
特定2号とは
そもそも特定2号とは何でしょうか。
一言で言うならば
「特定技能1号の進化版」
です。
1号と比較して、
- 在留期限
- 家族帯同
- 検定試験
等の条件が外国人労働者にとって有利な方向に変わっています。
特に、長期で在留できるようになるので、特定技能で外国人労働者を雇用する企業様にとっても、優秀な外国人材に長く働いてもらえるので、大きなメリットがありますね。
特定技能2号の業種が拡大
実は特定2号は、業種がかなり絞られていました。
特定1号が12業種あるのに対し、特定2号はたった2分野のみにしか認められておらず、ほとんど使われておりませんでした。
そこで、今回は9業種を追加し、11業種となる方針のようです。
(*これにより特定技能1号と2号の業種の違いは「介護」のみとなります。)
>> 特定技能の職種 – 特定産業分野12業種(旧14業種)について
特定技能2号の業種はいつから拡大するのか
人手不足の分野で外国人労働者を受け入れる在留資格「特定技能」について政府は24日、在留期間の更新に制限がなく、家族も帯同できる「2号」を現行の2分野から11分野に拡大する方針を自民党に示した。与党内の了承を経て、6月の閣議決定を目指す。
「特定技能2号」大幅拡大へ 外国人労働者、永住に道 政府方針
2023年6月9日に閣議決定により、対象業種の追加が決定いたしました。
具体的な開始時期はまだ発表されておりませんが、早ければ今年中には変更制度が開始されるのではと考えられています。
特定技能2号のこれからについて
欧米諸国も労働力人口が不足しており、人材獲得競争が激化しつつあります。
より多くの人材が確保できるように、これから少しずつではありますが、要件が緩和されていくと予想されます。
特定技能導入を検討されている方は、「特定技能 料金表」も参考にされてください。